Windows7を実際に使って見た感想など箇条書きで。元々のOSはVista Bussiness x64からのアップグレード。前のノートPC FlybookにRC版をインストールして使っていたことはある。そういえばRC版の壁紙に居たベタ(魚)はどこに行ってしまったのだろう。結構気に入っていたのに。
- iTunesが初期化される
違うPCとして認識されたらしく、iTunesに四台目として登録されてしまった。iTunesはiPodとは一台のPCとしか同期できないため、音楽ファイル等は同期し直した。同じアカウントでは五台までしか登録できないらしく、残り一台。話は変わるが、Windowsのライセンス認証は場合によってはPCが変わると電話しないといけない。めんどくさい。一回MSの人にOEM版はパーツと一緒じゃないとライセンス違反ですよと念を押された。 - タスクバー
タスクバーは文句ない。Windows7の売りの一つ。ただ一つのアイコンにまとまる条件が良くわかっていない。Google ChromeのWebページをアプリケーション化する機能で、ウェブページをタスクバーの一つのアイコンにしたかったが、うまくいかなかった。詳細は後述。 - Windows サーチ
この機能は正式名称がWindows Desktop Searchなのかよくわからない。OSアップグレード後インデックスが初期化され、また、メールフォルダがインデックス化の対象に入っていなかったため手動で設定する必要があった。この機能でメールを検索するために、Windows Live メールでメールを受信している。本当はThunderbirdとか使いたい。 - エクスプローラー
エクスプローラも結構動作が変わっている。とりあえず、Vistaの時に愛用していたQTTabBarはうまく動作させることが出来なかったため、タスクバーをうまく使うことで代用した。詳細は後述。
またエクスプローラ上でPDFのサムネイルが表示されなかった(これはどうもVistaの時からのよう)。これはx64化の弊害のようでAdobe Acrobat(Reader)がx64に対応してないためらしい。ネットで検索すると対処法も出てくるが、どうもうまくいかない。最終的にはPDF X-Change ViewerというフリーのソフトをインストールしてAcrobatの代用にしたら解決した。Acrobatは普通に買うと数万するソフトなのでしっかりやって欲しいところ。Flashもx64に対応していないため、事実上各種ブラウザもx64版が使い物にならない(Flashが表示されないため。)
細かいところでは、コントロールパネルを開いたり、検索画面を開いたりしたときにフォーカスが自動的に検索ボックスに移動するようになった。Vistaでは手動で移動しなければならず、細かい修正だがありがたい。 - VMWare OpenVPN
アップグレード時に仮想ネットワークが全消しされているようなので、修復インストールしないとネットワークが繋がらない。OpenVPNも同様で、一回アンインストールしてから、インストールプログラムをVista互換モード、管理者権限で実行してインストールし直したらうまくいった。普通にインストールすると接続時に余ってる仮想ネットワークがないよって怒られる。 - Poderosa TeraTerm cygwin
これはWindows7で一番困ったかも知れない。PoderosaやTeraTerm上で、cygwinを起動すると余分なウィンドウが二つ表示される。
一応cygwin1.7にアップグレードすれば大丈夫という記述は見つけたが、アップグレードしてもうまくいかなかった。よほど我慢して使おうかと思ったが、耐えられなかったため、minttyという非タブ式のターミナルを使うことにした。なれると意外と使いやすかった。
Windows7 タスクバー
Windows7の売りの一つ。細かい解説などは他のサイトに譲るとして、自分の場合の使い方、キーボードショートカットでの操作方法を説明したいと思う。Windows7のタスクバーはプログラムランチャーと、タスク管理を同時に行えるようになっている。今までのOSではタスクバーには起動したプログラムしか表示されなかったが、これがタスクバー上にショートカットを表示しておき、このショートカットから起動すると、そのショートカットがそのままボタンのような表示になり、起動状態になる。このような動作になり、いままで動的に移動していたタスクバーの起動したプログラムの位置をほぼ固定することが出来る。このあたりの詳細な説明は下記サイトなどを参照。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/22/news006.html
このタスクバーの機能で自分に重要なポイントとして、タスクバーのショットカットには、それぞれキーボードショートカットとして、上から順番にWinキー+1~9-0が割り当てられる。要するにタスクバーで一番上のショートカットはWin+1を押すと、プログラムが起動してなければ起動、そうでなければ起動中のプログラムを表示するという動作になる。今このブログはWindows Live Writerというソフトで書いているが、このプログラムにはWin+9というキーボードショートカットを割り当てており、Win+9を押すと何時でもブログをかける状態になる。
また一つのプログラムを複数起動している場合は、Win+数字キーを押した回数によって、1回押した場合 - 最初に起動したプログラム、2回押した場合 - 二番目に起動したプログラムというような動作になっている。この動作を覚えておくと、タブがないようなプログラムでも3つぐらいまでであれば、十分タブの代用になる。またWin+数字キーを押した際に、Winキーを押しっぱなしにしておくことにより、Windows Aero Peekが働き、対象になっているプログラム以外は透明化するため、これもわかりやすい。
すでにプログラムを起動しているが、二つ目のプログラムを起動したい場合、Win+Shift+数字キーで二つ目のプログラムが起動する。
Windows Aero フリップ3Dは相変わらず使えないと思われるため(Windows7のバージョンは一度も見てないが、、)、Win+TabはSwitcherに置き換えると良いと思う。
http://insentient.net/ (Switcher Mac OSXのexposeクローン)
このソフトが入れてあれば、Win+TabでSwitcher起動後、writerと入力してEnterすれば、Windows Live Writerの画面に移動できる。この際のwriterはプログラムのタイトルを検索してるので、プログラムのタイトルに表示されている文字列を入力する。Vistaの時はこの方法を主に使用していたが、Windows7ではタスクバーがメインなりそう。
Windows7 エクスプローラ
Vistaの時は、QTTabBarというソフトを入れてタブ化していたが、それがWindows7では動作しなくなったため、前述のWin+数字キーでタブの代用をしている。ただタブはあった方が便利だとは思う。
エクスプローラの変更点の一つとして、項目の表示方法(中アイコン、詳細などの)にコンテンツという項目が追加された。このコンテンツ表示はVistaにはなかったため、検索結果の表示が格段に見やすくなった。
(lenovo 製品 で検索した場合の検索結果表示。クリックで拡大。)
このコンテンツ表示では、コンテンツの一部が表示され、検索にマッチした部分がハイライトされる。またVistaでは同じファイル名が複数検索された場合、どれがどのファイルか判別する方法がなかったが、コンテンツ表示では格納されているフォルダまで表示されるため、そのような問題がなくなった。個人的な使い方として、プログラムのファイルを検索する場合など、フォルダ名が表示されることで検索しやすくなった。
動作について
全体的に軽くなっているとは思う。もともとVistaでもメモリが大量に積んであれば、重いとは感じなかった。XPでメモリ4G積んであるマシンもあるが、XPはどうもメモリ管理が下手なようで、むしろ体感ではVistaの方がストレスは感じない。起動時間等は、様々なサイトで検証されているので、そちらを参照してもらった方が良いと思う。参考までにBIOSから、ログイン画面までの時間はだいたい17秒程度。ただログイン後のようこその画面で時間がかかる。これはApacheや、MySQLサーバなど起動している関係もあり、あまり参考にはならないと思う。バッテリーの持続時間は若干良くなったように思う。今まで新幹線東京-名古屋間ではギリギリ持つか無くなるかだったが、若干余裕があるような気がする。もともとVista x64バージョンはバッテリーが持たないという話だったので、多少改善されたのかも知れない。
動作については体感なので参考までに。
まとめ
今ネットブック等でWindows XPを使用している人には、オススメするほどでもないが、今現在Vistaを使用している人にはオススメしても良いかと思う。
ただ、下のAmazonのような値段だと正直オススメしづらい。ファミリーパックや優待版を利用するとHome Premiumが7000円程度でアップグレード出来たが、今は無理してアップグレードする必要はないかも知れない。
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