2009年11月13日金曜日

Debian GNU/Linux 5.0(Lenny)でのXenの設定メモ

設定後、思い出しながら書いたので間違いがあった場合ご容赦ください。

  1. XenのKernelをインストールする
    apt-get install xen-linux-system-~(環境に合わせて)
    インストール後新しいKernelで再起動。

  2. xen-tools(DomUのディスクイメージの作成等のツール)のインストール
    apt-get install xen-tools

  3. 今回はloopbackデバイスとしてDomUのディスクイメージを作成する。その場合loopbackデバイスの数がデフォルトでは8で制限されているため修正する。

    A - /etc/modulesに下記の行を追加。もしくは修正
    loop max_loop=255

    B - /etc/modprobe.d/loopに下記の行を追加。もしくは修正
    options loop max_loop=255

    C - moduleの再起動
    rmmod loop
    modprobe loop

    D - /dev/loopにデバイスが255あるか確認
    ls /dev/loop*

  4. 今回は外部ネットワークとローカルネットワーク用に二つの仮想ネットワークデバイスを使うため、そのための修正をする。BRIDGE接続で設定を行う。

    A - /etc/xen/scripts/network-bridge-my を新規作成し下記の内容を書き込む。その後実行権限を設定。
    #!/bin/sh
    dir=$(dirname "$0")
    "$dir/network-bridge" "$@" vifnum=0 bridge=xenbr0 netdev=eth0
    "$dir/network-bridge" "$@" vifnum=1 bridge=xenbr1 netdev=eth1 

    (注!他のdebian lennyで試したところ、bridge=xenbr0の記述あるとネットワークが繋がらない状態になってしまったので、そこの部分は消すと良い。2009/12/18)

    B – Xen設定ファイルを書き換える。/etc/xen/xend-config.sxpを編集。
    (network-script network-dummy)
    と書かれた行をコメントアウト。
    新たに下記の行を追加。
    (network-script network-bridge-my)

    C - xendを再起動する。
    /etc/init.d/xend restart

    D - ifconfigを実行して、peth0とpeth1が追加されていれば成功。(etchではxenbr0、xenbr1も見えていたような気がするがlennyで変わった?)

  5. DomUのディスクイメージの設定を行う。/etc/xen-tools/xen-tools.confの設定を編集する
    A - dist = etchと書かれた行をdist = lennyにする。
    B – dist = lennyの行の周辺にmemoryやdiskの設定があるので希望の値に設定する。
    C – mirror = http://~/の行が接続できないサーバになっているので下記の設定に変更した。
    mirror = http://ftp.jp.debian.org/debian/
    D - LVMを使用する場合は、lvm = でコメントアウトされている行があるので、lvm = Volume Group名を指定する。

  6. DomUのディスクイメージを作成する。Dom0のクローンが作成される。
    xen-create-image --verbose --hostname ホスト名 --ip IPアドレス --role=udev
    この処理はネットワークの状態?によって時々失敗するため、うまくいかなかったら何度か実行してみると良い。

  7. 6の実行後、/etc/xen/ホスト名.cfgというファイルが作成される。そのファイルを修正する。
    A - kernel、ramdisk行の、バージョンが誤っているため、現在インストールしているバージョンに修正する。
    B - 一番最後の行にextra  = ‘xencons=tty’を追加する。これがないと起動後ログインプロンプトが表示されなかった。
    C - 仮想ネットワークインターフェースを二つ認識させるため、vifを下記の値に修正する。
    vif         = [ '', 'bridge=xenbr1' ]

  8. 仮想マシンを起動する。-cのオプションをつけると仮想マシンのコンソールに接続される。コンソールから抜け出す場合はCtrl+]。
    xm create ホスト名.cfg -c
    仮想マシン起動後、ネットワークの設定がされていないため設定する。
    xm listで仮想マシンの状態を確認出来る。
    xm console ホスト名で仮想マシンのコンソールに接続する。
    xm dmesgで仮想マシン起動時のメッセージが確認出来る。AMD-V/Intel-V等の仮想化技術が有効になっているか確認すると良い。

仮想マシンの仮想ディスクの中身を直接修正したい場合は、mount –o loop /home/xen/domains/ホスト名/disk.img /mnt/でマウント。

仮想ネットワークインターフェースが一つでよい場合、4-Bを(network-script network-bridge)にしてxendを再起動。7-Cの設定をvif = [ ‘’ ]にする。多分。

参考元

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