2009年10月30日金曜日

Lenovo ThinkPad X200s

lenovo もう三ヶ月ほど前ですが。買いました。当時使用していたFlybook V33iが壊れたこともあり。何か良いノートPCないかなと探していた。

Flybook V33iはA5サイズで簡単に言えば今でいうネットブックのようなPC。

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コンパーチブルタイプで、液晶はタッチパネルになっています。スペックも今のAtomと同じような性能でPentium M 1.2MHz、メモリ 1GBでした。使っていませんでしたが、SIMスロットが付いており、DoCoMoのSIMをさして通信したり出来るへんなノートPCでした。奥行きが丁度片手でつかめる幅で、立ちながら片手でつかんでタッチパネルつついたり、変な使い方ができて結構気に入っていました。

当時新たに購入するノートPCの候補として、このノートPCの後継機Flybook V5がありましたが、もともと余り出回らないノートPCで新品の価格は下がらず、割高に感じ候補から外しました。

購入するに当たって検討した条件として、

・常に持ち運びできる大きさ重さ。

大きさの目安はだいたいA4(幅30cm未満、奥行き22cm未満)サイズ以下。重さは1.3kgまで。

・開発が出来る

Flybookではとても無理だった。メモリは4Gは欲しい。CPUは最低Core 2 Duo の1.2GHz以上。

・静か。

Flybookは結構うるさい。

・出来るだけ安く。

予算は決めてないが、出来るだけ安く。

・ちゃんと打てるキーボード。英語キーボード。

プログラム書くなら英語キーボード(HHKB)になれすぎてて、日本語じゃ厳しい。

 

最終的に候補に挙がったのはVAIO Type T、ThinkPad X200s、DELL Latitude E4200。英語キーボード必須にすると結構絞られてしまう。Let’’sノートは解像度が低いため対象外。東芝Dynabookや、富士通Looxも魅力的な製品があるが、英語キーボードが選択できないためアウト。

購入の決め手になったのは、ThinkPadのメンテナンスのしやすさと、コストパフォーマンスの良さ。性能の高さ。ただ他社の同系列のノートPCと比べると、大きく重い。

このサイズになると、殆どのノートPCが1.8インチのディスクを使用しているが、ThinkPad X200sは2.5インチで、換装はねじ一本で可能。2.5インチの方が値段も安いし種類も豊富で、換装前提でバックアップ用ディスクの運用を考えるとありがたい。液晶も高解像度液晶WXGA+(1440x900)で12.1インチの液晶だとThinkPadしかない。ドライブは付いていないが特に使用しないのでよしとする。また、CPUがSL9600(2.13GHz)なため、候補に挙がっていたVAIOやLatitudeと比較しても1.5倍以上の性能がある。VAIOはメモリ8G、SSD500Gが良かったが値段が跳ね上がる。また周辺機器が高い。VAIOの大容量バッテリーは2万5千ほどするが、X200sの大容量バッテリはヤフオクで純正品が8000円台で売っている。

ThinkPadにはX200もあるが、高解像度液晶が選べるのと、X200のCPU P8700がそれほどSL9600とスペック的に変わらないため、より軽量なX200sにした。(今Lenovoのサイトを見るとP8800が選べるためまた違うかも。CPUにT9900あたりが選べるとX200を選んだかも知れない)

現状はメモリを増設し、ディスクをIntel X25-M 160GのSSDに換装している。

Lenovo ThinkPad X200s

Intel Core2Duo 2.13GHz 6MB

DDR3 S.O.DIMM 8GB

SSD Intel X25-M G2 160G

実際使って見て驚いたのは、デスクトップに使用していた、Athron X2 3GHzよりスーパーπ(CPUベンチマーク)の値が1.5倍ほど良かったこと。Athron X2もそれほど新しいCPUではないが、クロック数から見て多分同じぐらいかなと思っていた。今ではすっかりデスクトップの出番がなくなってしまった。またファンの音は凄い静か。もちろん負荷をかければ音はするが、省電力モードであれば、静かな場所でも音は聞こえない。

また見た目より軽いので持ってみた感じは軽い。実際に重さをはかってみた。

DSCN1220

実際に使って見るとプログラムを書くには最高のモバイルノートPCかも知れない。今のところCPUがもっと速ければなぁと思うのと、額縁(液晶周りの縁)がもっと細ければなぁと思う以外特に不満はない。

が、、早速先日、高さ60~70cmほどから落下した。手前の角の部分が割れてしまったが特に問題はなさそう、、拡張保証はかけてあるが、保証期間が終わりそうになったら修理に出そうと思う、、

2009年10月21日水曜日

iPod touch 使ってみた - 動画編

EM ONE(Windows Mobile 6.0)からiPod touch(以下touch)を使い始めて、最初は動画の扱いが意外と面倒だと思った。

-USB経由でそのままコピーできない

-iTunesが認識しない動画が多い。

Windows Mobile端末の場合適当にファイルを放り込んでおけば、flvでもmp4でも再生してくれる(プレイヤーは非MSのTCPMPを使っていた)。普段の使い方と言えば、ウェブで後で見たい動画があればダウンロードし、暇な時にEM ONEで見るというのが多かったが、iTunesが認識しない動画が多いため、そのような使い方が出来なかった。ただこのような仕様も、Windows Mobileでは端末で再生してみた時まともに再生できない動画も多いため、iTunesで認識できる物はiPodで再生できると保証されていればユーザビリティ的にはよりよいと思う。

touchで動画に関していろいろ検索してみたが、めんどくさくない方法が見つからなかったため、以下の方法をとることにした。

-SmileDownloader(youtube,ニコニコ動画)で動画をダウンロードする

-ffmpeg(動画エンコーダー)で適当に変換する

-iTunesに登録する

まずSmileDownloaderで動画を「特定のフォルダ」(今後download_pathとする)にダウンロードする。今は、クリップボード監視をONにして、URLをコピーしている。なんかエラーのダイアログがよく表示されるが気にしないことにしている。

次にiTunesが認識するようにffmpegで変換をかけるが、どうも最新番のffmpegでは音声のaacエンコードがうまく行かないようなので、Area61というソフトをインストールして添付のffmpegを使用する。後は下記のrubyスクリプトを実行すれば、「download_path」にダウンロードした動画を自動的に「conver_path」のフォルダにエンコードして、iTunesに登録してくれる。スクリプト中の各種パスは適当に修正してください。下記の例では1024kと高めのビットレートになっているので低めが良ければ、512kぐらいに修正してください。変換元のファイルは削除するので注意!

$stdout.sync = true
download_path = 'C:/Users/takeda/Videos/SmileDownloader/'
convert_path = 'C:/Users/takeda/Videos/SD2IP/'
itunes_path = 'C:/Program Files (x86)/iTunes/'
ffmpeg_path = 'C:/bin/ffmpeg.exe'

Dir::glob(download_path+'*').each do |file|
  next unless file =~ /^(.*)\.(.*)$/
  ofile = $1.sub(download_path,convert_path) + '.mp4'
  puts file
  puts '=>' + ofile
  query = "\"#{ffmpeg_path}\" -y -i \"#{file}\" -s 480x320 -level 13 -vcodec libx264 -acodec libfaac -b 1024k -ab 128k -ar 44100 -ac 2 -f mp4 \"#{ofile}\""
  `#{query}`
  File.unlink( file ) if 0 < File.size( ofile )
end

puts "finish. push any key ..."
gets
Dir.chdir(itunes_path)
`iTunes #{convert_path}`

 

上記のやり方で一週間ほど過ごしてみたが、下記のような問題が発生している。

-iTunesになぜか同じファイルが二つずつ登録されている。同期した場合touchのほうではちゃんと一つだけ。

-動画ファイルが増えた場合、touch上では目的の動画を探すのが大変になる。現状は50音順で並んでいるようなので、自動的に連番をつけてソートしようか迷っている。

-見た動画を削除する場合、iTunes側で削除しなければいけない。これが結構めんどくさい。iPod上で削除しただけだと、再同期したときに復活する。

本当はtouchだけで、ダウンロードから再生までやってしまうのがスマートなのかも知れない。ただ自分のスタイルだと、PCがある場合はたいていPCを使ってしまうため、見たい動画があった場合、そのままPCでダウンロードした方が面倒がない。Apple的には動画ファイルが多くなったら最新の10件のみ同期するなどの設定を使ってねということなのかも知れない。ふと思ったが、touch単体でyoutubeなどダウンロードして再生できるのに、PCでダウンロードしたyoutubeの動画がiTunesから同期して再生できないのは腑に落ちない、、

また、AirSharingのような、WiFi経由でファイルを共有するタイプで管理しようかとも思ったが、これも大きいファイルを転送しようとするとどうも動作が安定しないため、お蔵入りとなっている。GoodReaderでも試してみたがどうもうまくいかない。

何か良い方法があれば教えて欲しい、、

結論 動画ファイルの管理はめんどくさい。動画はきれいに再生できる。

2009年10月9日金曜日

iPod touch 使ってみた

iPod touchの価格が改訂されて安くなったこともあり、前から気になっていたこともありついつい購入してしまった。購入したのは第三世代の64G。CPUやメモリはiPhone 3GSと同等の物が搭載されている。これまでは、オーディオプレイヤーとしてはgigabeat F60、PDAとしてWindows Mobile のEM ONEを使用していた。

運用方法としては、EM ONEをモバイルルータ化して、一応どこにいてもネットに繋がるようにはしている。めんどくさいがとりあえず我慢。東京都内にいるときは行動範囲が狭いため、意外とホットスポットで間にあう。

まず使っていてビックリしたこと

・スリープ?から起動して無線LANをつかむまでが速い!

速い!スリープから起動してSafariを起動してインターネットしても特にストレスは感じない。PCやEM ONEではこうはいかない。ハードとソフト一体化して設計しないとこうはいかないと思う。

・Safariが速い!予想以上!

EM ONEでOpera Mobile 9.7が出て結構高速化されて、しばらくそれで満足していたけど、Safari Mobileはその比ではなかった。

・Safariでyoutubeが再生できる!

Flashはみれない物だと思ってたのでビックリした。巡回するサイトにyoutubeが結構埋め込まれているので助かる。

・大容量のPDFが普通にみれる!

PDF ViewerとしてGood Readerを使用しているが、30MByteのファイルでも特にストレスなく起動する。起動した後もヌルヌル動く。すばらしい。EM ONEではこうはいかない。

使っていて残念なところ

・EM ONEで使っていた、Bluetooth オーディオレシーバが正しく動かないこと。

Bluetooth オーディオレシーバについてはJabra BT3030を使用しているが、touch本体で音量が調整できなかったり、曲の先送りが出来なかったりしていまいち。Bluetooth自体、柔軟にプロファイルが作成できる分相性問題が他の機器とでもよく発生するが、もうちょっと頑張って欲しいところ。ずっと無線で音楽を聴いていたが、久しぶりに有線で聞いてみたら音の良さに感動した。利便性とともに何かを失っていたようだ。touchのヘッドフォンジャックはカチっとはまってストラップの代わりにも使えそうなので、しばらく有線で使って見るつもり。

・ウェブブラウズ、PDFを見ているときにもうちょっと解像度が欲しい。

解像度については、EM ONEが800x480と画素数だけで比較するとtouchの2.5倍ある。EM ONEの解像度だと殆どの横幅1000px程度のPCサイトだと若干縮小しただけでスクロールなしで文字が読めるがtouchだとちょっと厳しい。PDFももうちょっと解像度があると縮小した状態でも文字が読めるため良いと思う。メールも横が800pxあるとPC用のメールが改行されないため見やすい。

ぐらいか、、とりあえず完成度は予想よりも高かった。iPhone OSがバージョンアップして安定したのかも知れないが、トータルでみればすばらしい完成度だと思う。EM ONEももう二世代ぐらい前の機体なので比較するのもかわいそうだが、一度iPod touchになれてしまうと。もう使う気にはなれないというのが正直な感想。ただモバイルルータとしても活躍できるEM ONEの汎用性は良いと思う。イーモバイルから新しい機種がでれば乗り換えるかも知れないが、、でそうにない、、iPhoneに乗り換えるのも時間の問題かもしれない、、