2009年10月21日水曜日

iPod touch 使ってみた - 動画編

EM ONE(Windows Mobile 6.0)からiPod touch(以下touch)を使い始めて、最初は動画の扱いが意外と面倒だと思った。

-USB経由でそのままコピーできない

-iTunesが認識しない動画が多い。

Windows Mobile端末の場合適当にファイルを放り込んでおけば、flvでもmp4でも再生してくれる(プレイヤーは非MSのTCPMPを使っていた)。普段の使い方と言えば、ウェブで後で見たい動画があればダウンロードし、暇な時にEM ONEで見るというのが多かったが、iTunesが認識しない動画が多いため、そのような使い方が出来なかった。ただこのような仕様も、Windows Mobileでは端末で再生してみた時まともに再生できない動画も多いため、iTunesで認識できる物はiPodで再生できると保証されていればユーザビリティ的にはよりよいと思う。

touchで動画に関していろいろ検索してみたが、めんどくさくない方法が見つからなかったため、以下の方法をとることにした。

-SmileDownloader(youtube,ニコニコ動画)で動画をダウンロードする

-ffmpeg(動画エンコーダー)で適当に変換する

-iTunesに登録する

まずSmileDownloaderで動画を「特定のフォルダ」(今後download_pathとする)にダウンロードする。今は、クリップボード監視をONにして、URLをコピーしている。なんかエラーのダイアログがよく表示されるが気にしないことにしている。

次にiTunesが認識するようにffmpegで変換をかけるが、どうも最新番のffmpegでは音声のaacエンコードがうまく行かないようなので、Area61というソフトをインストールして添付のffmpegを使用する。後は下記のrubyスクリプトを実行すれば、「download_path」にダウンロードした動画を自動的に「conver_path」のフォルダにエンコードして、iTunesに登録してくれる。スクリプト中の各種パスは適当に修正してください。下記の例では1024kと高めのビットレートになっているので低めが良ければ、512kぐらいに修正してください。変換元のファイルは削除するので注意!

$stdout.sync = true
download_path = 'C:/Users/takeda/Videos/SmileDownloader/'
convert_path = 'C:/Users/takeda/Videos/SD2IP/'
itunes_path = 'C:/Program Files (x86)/iTunes/'
ffmpeg_path = 'C:/bin/ffmpeg.exe'

Dir::glob(download_path+'*').each do |file|
  next unless file =~ /^(.*)\.(.*)$/
  ofile = $1.sub(download_path,convert_path) + '.mp4'
  puts file
  puts '=>' + ofile
  query = "\"#{ffmpeg_path}\" -y -i \"#{file}\" -s 480x320 -level 13 -vcodec libx264 -acodec libfaac -b 1024k -ab 128k -ar 44100 -ac 2 -f mp4 \"#{ofile}\""
  `#{query}`
  File.unlink( file ) if 0 < File.size( ofile )
end

puts "finish. push any key ..."
gets
Dir.chdir(itunes_path)
`iTunes #{convert_path}`

 

上記のやり方で一週間ほど過ごしてみたが、下記のような問題が発生している。

-iTunesになぜか同じファイルが二つずつ登録されている。同期した場合touchのほうではちゃんと一つだけ。

-動画ファイルが増えた場合、touch上では目的の動画を探すのが大変になる。現状は50音順で並んでいるようなので、自動的に連番をつけてソートしようか迷っている。

-見た動画を削除する場合、iTunes側で削除しなければいけない。これが結構めんどくさい。iPod上で削除しただけだと、再同期したときに復活する。

本当はtouchだけで、ダウンロードから再生までやってしまうのがスマートなのかも知れない。ただ自分のスタイルだと、PCがある場合はたいていPCを使ってしまうため、見たい動画があった場合、そのままPCでダウンロードした方が面倒がない。Apple的には動画ファイルが多くなったら最新の10件のみ同期するなどの設定を使ってねということなのかも知れない。ふと思ったが、touch単体でyoutubeなどダウンロードして再生できるのに、PCでダウンロードしたyoutubeの動画がiTunesから同期して再生できないのは腑に落ちない、、

また、AirSharingのような、WiFi経由でファイルを共有するタイプで管理しようかとも思ったが、これも大きいファイルを転送しようとするとどうも動作が安定しないため、お蔵入りとなっている。GoodReaderでも試してみたがどうもうまくいかない。

何か良い方法があれば教えて欲しい、、

結論 動画ファイルの管理はめんどくさい。動画はきれいに再生できる。

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